こんにちは、しげです。
ツーリングの楽しみを倍増させてくれる、インカム。
あるとき、これをどうしてもクルマで使いたくなりました。
道中の会話を楽しむだけでなく、休憩の相談をしたり、対向車の情報を伝えたり…
停車して話し合うことなく、状況に応じて流動的に計画を組むこともでるインカムは、一度経験したら二度と手放せません。
私はバイクだけでなくクルマでも複数台でツーリングするので、クルマのツーリング仲間にもインカムの素晴らしさを知ってほしくなったんです。
なお
しげ
ところが、インカムはほとんどがバイク向けの商品のみ。
バイク用のインカムは、マイクやスピーカーをヘルメットに装着する前提なので、クルマで使おうとすると頭への固定に困るんですよね。
そして、インカムって高い……。
クルマ仲間にその良さを知ってもらうにも、高くて買ってもらえなくては始まりません。
そこで手始めに、格安でインカムを体験できる「6 Riders」を導入しました。
この記事では、「バイク向けのインカムをクルマで使う【6 Riders レビュー】」について紹介します。
バイク用インカムをクルマで使うために必要となる、ヘッドセッド化についても紹介します。
関連記事 【バイク用インカムをクルマで使う方法3選+α【適さない方法も紹介】 バイク用インカムをクルマで使う方法3選+α【適さない方法も紹介】もくじ
クルマで使えるインカム 6 Ridersの外観・サイズ・重量
6 Ridersは、中国製のバイク用インカムです。
製品名 | 6 Riders |
サイズ (アンテナ・ボタン込み) | 12cm x 7.7cm x 2.2cm |
重さ | 50g |
通信距離 | 1,200m |
ペアリング可能数 | 6 (通話は1対1のみ) |
連続通話可能時間 | 12時間 |
2輪用インカムのラインナップと比較すると、サイズは小さく軽い。
ヘルメットに取り付けても、コンパクトな印象です。
重量は50gで、軽量と言われるB+COMやSENAのインカムよりもさらに軽いです。
通信距離は最大1,200m。
これは間に障害物がない前提での距離ですから、実用ではもうすこし短くなります。
表面処理はつや消しのマットブラックで、価格にしては上質な印象です。
インカムの主力商品、SENA SMP10との比較。 左側が6 Ridersです。
正面からの大きさ、薄さ共に、十分小さい作りです。
クルマで使えるインカム 6 Ridersの利点
一般的なバイク用のインカムをクルマで使うには、ちょっとした工夫が必要です。
理由は、バイク用インカムはスピーカーやマイクをヘルメットに装着するようにデザインされているから。
普通、これをクルマで使うにはヘルメット無しでスピーカーとマイクを頭部に固定できるヘッドセットが必要となります。
しげ
3.5mm 4極プラグのヘッドセッドを準備すればOK
結論を言うと、6 Ridersは3.5mmプラグのヘッドセッドを接続することで、クルマで簡単に使うことができます。
6 Ridersはもともと、スピーカー、マイクと3.5mmのイヤホンジャックで接続します。
したがって、クルマで使用するには、写真左側のようなヘッドセッドを別に準備すればOK。
しげ
3.5mm 4極のプラグ (4極 ミニプラグ)には、CTIA規格とOMTA規格の2種類が存在します。
6 Ridersでは、CTIA規格を使用する必要があります。
現在、流通している製品の多くはCITA規格のものですが、OMTA規格ものを使用してしまうとスピーカーもマイクも機能しません。
例えば私が使っているこちらのヘッドセッドは、重さ14g。
耳に当たる部位もシリコン製で柔らかく、長時間の使用も負担になりません。
右耳にも左耳にも対応しています。
3.5mm ジャックのヘッドセットであれば何でもかまいません。
こういった商品もあります。
クルマでは6 Ridersならではの利点を活かせる
実は、これが他社製のインカムだと簡単でないんです。
例えばSENAは、インカム本体とスピーカーを切りなはすことができません。
マイクは切り離しできますが、コネクタが汎用でないので、市販品と組み合わせることができないんです。
B+COMも、マイクが本体と一体になっているため こちらも市販品を使用することができません。
6 Ridersはこうしたことに悩まず、市販のヘッドセッドと組み合わせることができるんです。
こんなに簡単な構成で済みます。
しげ
クルマで使えるインカム 6 Ridersの通話性能
実際に、この構成で友人とツーリングを行ってみました。
ペアリングを済ませ、接続していることを確認。
会話してみた結果、ツーリング相手と会話をするのに、全くもって問題なしでした。
相手の発言を聞き返したり、自分の意図が伝わらないなどどいうことは皆無でしたね。
こんなに離れても問題なく会話できます。
音質に関しては、「最高ではないけど、かといって全く不自由はない」レベル。
サーという音が聞こえていたり、カサッ、カサッといった音が聞こえますが、会話の邪魔にはなりません。
ただし、音に厚みがないため、音楽を聞くにはあまり適しません。
本体は胸ポケットや膝の上でもOK
運転中は、インカム本体は膝の上でも問題なく会話できます。
しげ
アームバンドで邪魔にならないところに保持する、というやり方もあります。
ちなみに、置く場所による音質の違いはあまり感じられません。
クルマで使えるインカム 6 Ridersをおすすめしたい人
6 Ridersは、こんな方におすすめです。「クルマでもバイクでインカムを使用したい人」
上を目指せばいくらでも高品質・高機能なインカムを探すことができます。
しかし、まずインカムの基本機能である「会話」に焦点を当てると、6 Ridersほどコストパフォーマンスの良い商品はありません。
3人以上で接続したい方には、上位グレードである4 Ridersがおすすめです。
4 Ridersを1台に対して、6Riders 2台、というような使い方ができます。
まとめ
この記事では「バイク向けのインカムをクルマで使う【6 Riders レビュー】」について紹介しました。
- 安価であるがコストパフォーマンスが極めて良い
- ヘッドセットは汎用品を使用可能であり、クルマで簡単に使用できる
クルマで使いたい、という私の悩みを見事に解決してくれるインカムでした。
あとは出かけまくるだけ…
お読みいただき、ありがとうございました。