【イギリス旅行】マン島TT観戦記【蒸気機関車を体験】

今日はマン島滞在2日目。
昨晩から悪天候のため、2019年のマン島TTセッション中止が続いています。

今日も天気予報は雨。
おそらく予定されていた練習走行はないでしょうから、計画をマン島観光へ変更しました。

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キャンプ場はギブアップ

強い雨がテントを叩きつける音で目覚めました。

昨晩は事前予約していたキャンプ場にチェックインしています。

Quarterbridgeと呼ばれる、マン島TTの1コーナー付近のキャンプ場です。

ところで昨日は、寝袋を完全に閉め切って寝てしまいました。

その結果…夜中に全く寝返りを打っていないらしく、背中が痛い…。
おまけに頭痛もひどくなってきています。
なかなか気分の悪い朝になってしまいました。

外に出ようにも大雨で地面はぐしゃぐしゃ。
靴が濡れるのが嫌で、全くなにもやる気が出ない。

なお

こんなときに限って2人ともフルメッシュのシューズ…

しかしそうは言っても、いつまでもテントの中で緑色の光を浴び続けるのも気分が悪くなってきたので、雨の弱くなったのを見計らって洗顔と朝食に出かけました。

雨で濡れた髪を乾かす妻。
共同の洗面所はこんな感じです。

イギリス式の温かい朝食で、いくらか頭痛がおさまりました。

なお

ちなみに、シャワールームの中はキャンプ場の草だらけで全く使う気になりませんでした。

テントの中も湿気で身体はベタベタ…

ダグラスのホテルを予約

そんな状況に先に我慢できなくなったのは妻でした。

なお

だって本当に不快だったからw

もともとテント泊は2泊の予定だったのだですが、妻の提案で空室のあったダグラスのホテルに泊まることにしました。

The Empress Hotel

そうと決まれば荷物をまとめて、チェックアウト。

2泊分支払ったキャンプ場代は諦めました

しげ

受付のお兄さんに事情を説明して、キャンプ場を後にします。

肝心のTTは、今日の昼に枠を設ける案もあったのですが、この雨ではやりそうもない…。

そんなわけで、次に走行予定のある夜までは観光に出かけることにしました。

蒸気機関車でマン島の最南端を目指す!

向かったのはダグラス駅。

キャンプ場最寄りのバス停から、駅を目指します。

しつこいですが、Go Cardは最高です!

しげ

なぜダグラス駅か。

引用元:Isle of Man Steam Railway Travel south by steam

目的はこれ。マン島南西部を走る蒸気機関車に乗るためです。

保存鉄道の島であるマン島には蒸気機関車が現存していて、あの機関車トーマスのモデルにもなっています。

TT観戦と並ぶマン島旅行の目玉だったので、どうしても乗りたかった…!

しげ

蒸気機関車もGo Cardで乗ることができます。

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蒸気機関車の時刻表はこちら。
HERITAGE Railways Timetables

Isle of Man Steam Railwayについて

Isle of Man Steam Railwayは、島の中心部ダグラスから最南端のポートエリンを結ぶ路線です。

下の地図の赤い路線です。

しげ

引用元:Isle of Man TRANSPORT HERITAGE Railways Routes and Maps
マン島の蒸気機関車は、この路線の全区間を走ります。

駅数は11で、全長25kmほど。
創業は1874年で、150年ほどの歴史があります。
軌間は3フィートで、これは「ナローゲージ」に分類されます。

「軌間」とは線路の幅のことです

しげ

日本の在来線も、大きなくくりでは同じナローゲージなのですが、軌間は日本で一般的な1,067mmに対して、マン島は914mm。

マン島の鉄道は日本よりさらに狭い軌間ということになります。

一般に軌間は国土が狭いほど狭いので、3 feetというのはマン島のような小さい島ならではの規格です。

しげ

マン島に現存する蒸気機関車は1900年前後に製造されたもので、全部で16台が保存されているとのこと。

2021年現在は、下記の2台が定期運行に使用されています。
  • No. 13 Kissack
  • No. 15 Caledonia
  • 出発待ちの蒸気機関車を発見!

    駅に着くと、客車の向こうに蒸気が立ち上るのが見えます。

    代替機のディーゼル機関車じゃない!

    しげ

    紛れもなく蒸気機関車の牽引する客車に乗れる!

    しげ

    ということで、気持ちが高ぶってきました。

    よく見ると、列車はNo. 13 KissackNo. 15 Caledoniaが2台で牽引してきたようです。


    美しい緑色のNo. 13 Kissackは、ここで客車から切り離されてどこかへ行ってしまいました。

    ホームに入って写真を撮りたかったのですが、残念ながらまだ立ち入りできません。

    降車客がすべて出た後、駅員にGo Cardを見せて、ホームへ入ることを許されました。

    私たちが乗る列車を牽引するのは、No. 15 Caledoniaです。

    車体にはM.N.Ry No.4と書かれていますが、これはかつてこの機関車が所属していたManx Northern Railway時代のものなんです。

    なお

    だからM.N.Ryなのね

    その後、1905年に旧所属のManx Northern Railwayと現所属のIsle of Man Railwayが合併し、No.15が与えられました。

    最近塗装されたのか、外装は非常にきれいです。

    この愛らしい見た目、まさに機関車トーマスに出てきそうな雰囲気です。

    なお

    汽笛も甲高い音で全く迫力がない…
    それがまた可愛いんです!

    しげ

    いざ乗車!

    一通り機関車を眺めた後、客車に乗り込みます。

    この客車、座席の列ごとにドアがあるんです。

    座席が客車の幅いっぱいに設けられているので、客車を貫く通路がないんですね。

    だから一度乗ってしまうと、前や後ろに移動はできません。

    日本の遊園地の鉄道みたいです!

    しげ

    ダグラスからポート・エリンまでの鉄道旅

    出発の時間になりました。

    甲高い汽笛を鳴らして、列車が出発します。

    ダグラス駅を出てからは、しばらく田園風景を望みます。





    飽きた…?

    しげ

    なお

    いやw

    客車の乗り心地は予想通りあまり良くありませんが、ナローゲージの割には車体は安定しています。

    機関車Caledoniaさん、元気よく軽快に客車を引っ張ります。

    ダグラスを出ておよそ1時間、ポート・エリンに到着しました。


    Caledoniaさんありがとう! これからもお元気で!

    しげ

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    フィッシュ・アンド・チップスのレストランへ入る

    ここポート・エリンには、マン島の蒸気機関車の博物館、”Port Erin Railway Museum”があります。
    蒸気機関車の歴史や、社会との関わりなどに関する展示がある博物館です。

    なお

    残念ながら、今回は急な訪問のため、時間の関係でスキップ。

    ポート・エリンビーチまで散歩しました。マン島の西側の海を望みます。

    今日は行き当たりばったりで、まだ昼食をとっていません。

    時刻はすでに16:00。

    日の傾きからしてまだ12:00くらいの気でいましたw

    しげ

    とりあえず空腹をしのぎたい…
    ということで、駅近くのレストランに入りました。

    Port Erin Chippy & Diner

    ハンバーガーとフライを注文しました。

    なお

    “Traditional Fish and Chips”のお店で、なぜかFishを食べない私たちw
    そしてなんでこの写真にペンが写っているんだろうw

    しげ

    温かいココアも注文して、寒さも空腹もしのげました。

    ポテトとココアという組み合わせも思い返すと不思議ですw

    しげ

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    恐ろしい!スポーツ走行するダブルデッカーバス

    そろそろいい時間になってきたので、ダグラスまで戻ることにしました。
    帰りはバスを使います。

    ちょうどいい時間に、ダグラス行きのダブルデッカーが来ました。 VolvoのB5TLです。

    Go Cardをタッチして、2階の席に座りました。

    しかしこのバス…

    とてつもなく飛ばします。

    運転手は着座位置が低いから大したこと無いんでしょうけど、2階にいる私たちは恐怖しかありません。

    タイトなコーナーも…

    ラウンドアバウトも…

    こんなコーナーも、結構なスピードで突っ込んでいきます。

    横転してしまわないのか、気が気ではありません。

    ジンバル付きの動画用のカメラを回していましたが、あまりの横Gでカメラが正しく天地を認識できていません。

    向きがおかしくなってまともな動画が撮れませんでしたw

    しげ

    レース観戦で訪れたマン島、思わぬところでスポーツ走行を味わうことになってしまいました。

    街に近づくにつれて、大胆な運転も落ち着きを取り戻してきました。

    キャッスルタウンのルシェン城を経由します。

    昨日降り立ったアイル・オブ・マン空港を通過し…

    なんとか事故に遭わずに、ダグラスの街まで戻ってきました。

    ふー。一安心ですw

    しげ

    予約していたホテルにチェックインします。

    The Empress Hotel

    プラクティスは今日も中止

    ホテルチェックイン後は、ベトベトになった体を洗い流しました…。

    こんなにスッキリしたのは久しぶり。

    なお

    ホテル最高。やっぱりキャンプサイトからホテルに切り替えてよかった…!

    大のキャンプ好きの私たちなのですが、やはり昨日ばかりはテントは御免でした…。

    期待を寄せていた今日のプラクティスは、悪天候によりまたも中止。

    明日に期待して、ホテルのレストランで夕食にしました。






    13°C Mostly Cloudy
    IM2, ダグラス, マン島, グレートブリテン及び北アイルランド連合王国

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