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なお
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ということで、新型ゴルフの情報をまとめました。ドイツからのレビューも紹介します。
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もくじ
ゴルフ8について
VW ゴルフといえば、同クラスのハッチバックのお手本的存在。各自動車メーカがゴルフを手本にしてCセグメントのハッチバックモデルを開発していると言われています。
2019年、8代目となるゴルフ8が欧州で販売開始されました。
スタイリング
ゴルフ8のスタイリングは、ゴルフ7のイメージを引き継ぎつつ、よりシャープな印象となりました。
中でも、フロントのデザインは今回のモデルチェンジで大きく印象が変わった部分。
Volkswagen
ヘッドライトからグリルにかけて、上部が直線的につながれています。
フロントからリアにかけてはゴルフ7と似ていますが、丸みが取れてよりエッジの立ったデザインとなりました。
Volkswagen
リアセクションは一目でゴルフとわかるデザインです。
スポンサーリンクインテリア
Volkswagen外装とは打って変わって、内装は劇的に未来的になりました。コックピットで目を引くのが、センターにある10インチのタッチディスプレイ。
Packed with superior technology, the all-new Volkswagen Golf 8 is a hatchback for the modern age. pic.twitter.com/CNk8wLCSbI
— Volkswagen UK (@UKVolkswagen) October 30, 2019
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なお
ヘッドライトやルームランプなどのスイッチ類も、タッチパネル化されています。
センターコンソールのシフターも、レバーからスイッチになりました。
室内照明は10色 (上位グレードでは32色) に設定でき、
- ダッシュパネル
- 前後のドアトリムと収納
- センターコンソールの収納
- フロントの足元(Style以上のグレードではリアの足元にも追加)
を好みの色に照らすことができます。
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Volkswagen
スポンサーリンクテクノロジー
エンジン・パワートレイン
Volkswagen
日本向けに輸入されたのは、
- 1.0 eTSI
- 1.5 eTSI
の2種類で、どちらもガソリンエンジン + マイルドハイブリッドの組み合わせです。
1.5 eTSIに関しては、引き続きアクティブシリンダマネジメント(ACT)が搭載されます。これはエンジン負荷が小さい定常走行などの条件で4気筒のうち2気筒を休止させて、燃料消費を抑えるシステムです。
組み合わされる変速機は、7速DSGのみ。
ゴルフ7からの大きな進化は、eTSIというハイブリッドモデルが設定されたこと。 モータでエンジンをアシストすることで、ガソリンの消費量を抑えたり、発進や加速時の性能が向上します。
システムは48Vのマイルドハイブリッドです。詳しくはこちらに書きました
eTSIとは?ゴルフ8マイルドバイブリット【欧州の実燃費データあり】
標準装備のデジタルコックピット
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運転席まわりでは、
- 10インチ ディスプレイのデジタルコックピット(解像度:1,560 x 700ピクセル)
- 8.25インチ タッチパネルのインフォテインメントシステム(1,083 x 480ピクセル)
- 多機能ステアリングホイール
が、フォルクスワーゲンのアピールポイント。
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10インチ ディスプレイ
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ライト、フロントガラス、リアウィンドウヒーターは、デジタルパネルで操作します。
Volkswagen
センターコンソールはのデザインも進化していて、DSG用のシフターは機械式のレバーからスイッチタイプになっています。
Volkswagen
センターの8.25インチタッチパネルは、ホーム画面のメニューから各機能を感覚で操作可能。
Volkswagen
フロントガラスにメータの情報が投影されるヘッドアップディスプレイ (HUD) も採用されました。
ワイヤレス接続と音声コントロール
AppleCarPlayなどのインフォテイメントシステム、ゴルフ8ではワイヤレス接続ができるようになりました。
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ドライバーがスマートフォンでを持ってゴルフに入ると、接続が自動的にアクティブになります。
また、ゴルフ8には音声コントロール機能も搭載されています。
「ハローフォルクスワーゲン!」と呼びかけると、声でナビの設定やエアコンを操作できます。オプションでAlexaWebアプリとの接続も可能。
天気情報、ニュース、スマートホームコントロールなど、家庭でAlexaと接続している機器があれば、機能を呼び出すこともできます。
We Connect
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ゴルフ8ではフォルクスワーゲンの次世代オンライン・コネクティビティサービスである「We Connect」が利用可能です。
車両にはオンライン機能を付加するeSIMカードが内蔵されていて、「We Connectアプリ」で、スマートフォンから車両機能や車両情報を見ることができます。
- 個人設定保存
- e-Call(緊急時のサポート)
- 緊急電話サービス
これらは標準で利用可能です。
We Connetについてはこちら
We Connectで始めましょう(Volkswagen)
IQ.LIGHT
オプションで設定されるIQ.Lightは、状況に応じて照らす範囲をコントロールするもの。
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例えばハイビームで運転する場合、カメラで対向車や先行者を見つけて特定の範囲だけを照らすことで、他のドライバーを困らせることなく、自車の行く先を広範囲で照らせるというものです。
実際の動画を紹介します。
この動画だと、先行者を追い越すときに左側だけがハイビームになっています。
トラベルアシスト・各種運転サポート機能
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トラベルアシストは、時速210kmまでの範囲で運転を支援するもの。
- ACC(アダプティブクルーズコントロール)
- レーンキープシステム
これらのシステムでドライバーをサポートします。
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ドライバーはステアリングに触れているだけで十分。
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ACCは予測型。
ナビのルートとGPSデータによって、コーナー手前やジャンクション、市街地にさしかかる前に速度を低下させるなどのオペレーションがあります。
予測型歩行者保護システムはレーダーとカメラで歩行者を発見して、ドライバーに知らせてくれます。
Car2X
ゴルフ8にはCar2Xと呼ばれるシステムも装備※されています。
道路上の故障車や緊急車両と通信して、警告がある場合はドライバーに伝える技術です。
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たとえば、Car2Xを搭載した救急車や消防車、警察車両などに近づくと、彼らがどこにいるのかをドライバーに知らせてくれる。
事故などで道が通行できない場合などは、事前に迂回路へ回ることもできます。
グレード
新型ゴルフ8には4つのグレードが設定されています。
今のところ、ディーゼルエンジンのモデルは設定されていません。
GTI、GTI Club Sport、Rについてはこちら。
>>VW ゴルフ 8 GTI・GTI Club Sport・R レビュー【口コミあり】
- Active
- Style
- R-Line
先代のゴルフのTrendline、Comfortline、Comfortline Meister、Highlineからグレード名が変わりました。
グレード | Active Basic | Active | Style | R-Line |
---|---|---|---|---|
エンジン | 1.0 eTSI [New] | 1.5 eTSI [New] | ||
パワー | 81kW (110PS) | 110kW (150PS) | ||
トルク | 200Nm (2,000-3,000rpm) | 250Nm (1,500-3,500rpm) | ||
変速機 | 7速DSG | |||
全長/全幅/全高/ホイールベース | 4,285 / 1,790 / 1,475 / 2,620 | |||
トレッド 前 / 後 | 1,540 / 1,510 | 1,535 / 1,505 | ||
重量 | 1,310kg | 1,360kg | ||
最小回転半径 | 5.1m | |||
タイヤサイズ | 205/55 R16 | 225/45 R17 |
外観の大きな違いは前後バンパー、ホイール
バンパーは、Active、Style、R-Lineそれぞれ専用デザインのもの。
Style
Styleは、フロントバンパー最下部のフィンやサイドウィンドウ下側にメッキが施されています。
また、ヘッドライトのLEDがグリルまで延長され、よりシャープな印象。
ホイールは17インチで、本国に設定される18インチのオプションは未導入です。
R-Lineは迫力のデザイン
R-Lineは、フロントバンパーがより開口部を強調した迫力のあるデザインとなり、グリルには”R”のバッジが与えられます。
後席の窓とリアガラスには透過率65%のスモークガラス。
リアバンパーも専用で、排ガスパイプのフィニッシャーが左右それぞれ2つに分割されています。
R-Lineホイールは専用デザインの17インチ。
こちらも18インチのオプションは今のところありません。
Say hello to the all-new Volkswagen Golf 8. As stylish as you remember, and now more technologically advanced than ever before. pic.twitter.com/1C5KFkFrSe
— Volkswagen UK (@UKVolkswagen) October 29, 2019
左上がStyle、右下がR-Line。
スポンサーリンクゴルフ8の口コミ・レビュー
SNS
SNSからゴルフ8の口コミを紹介します。購入後5週間乗っているが、ドライブの印象は納得のいくもの。 本当に楽しい。会社の車はパサートだけど、それと比べてもゴルフ8は恥ずかしいものじゃない。 否定的な意見は確かにあるし、よく誇張されるけど、新技術に肯定的なら100%おススメできる。 Frage zum Kauf eines 1,5eTSI
こんな声もあるようです。
数か月前に購入し、とても満足しています。
ひとつ気になるのが、信号待ちでほかの車が私の前にいないとき、
パーキングセンサがよくなりだすことです。発進時に鳴ることもあるし、信号での停車時に鳴ることもあります。
誰か知っていますか?ゴルフでは普通でしょうか?数日ゴルフ7に乗ってみても、同じことに気づきました。 Parksensor piept an Ampel vorne
これに対しては同様の経験をしているドライバーもおり、ナンバープレートホルダーを調整することで解決した例もあるようです。
少し気になることとして、-誤警報(高速道路の左側で眠気検知2回、1回のフロントアシスト1回) -ユーザープロファイルの読み込みエラーで、ゲストとして読み込まれた -インフォセンターのプルダウンが遅い(上から下へのタッチジェスチャー) Mängelthread – Golf 8より引用
トラベルアシストの誤動作や、ソフトの使い勝手の悪さやがユーザーから報告されています。
We connectに接続できなくなりました:「後で試してください」。 システムせいなのか、それとも私の車のせい? 48時間以上運転していないから車がつながらなくなった? We Connect seit gestern downより引用
こちらはWe Connectに接続できなくなったという投稿。
バッテリを外せばいいとか、イグニッションのボタンを10秒長押ししてリスタートを試しては?など、ユーザーの間で解決のためのアイディアが飛び交っています。
ロット初期にはありがちな
- 内装パネルの細かい建て付けが悪い
- ゴミが挟まっている
- 部品の傷(室内照明のレンズやセンターコンソール)
試乗レポート
VW Golf 8 (CD) 1.5 TSI Testより引用
- トランクは十分な広さ。スーツケースなどの大きな荷物を積むのはやや苦労もあり。
- ボディはAピラー前の三角窓からも路面が見えて運転しやすい。
- ボディの部品は建付けが悪い箇所もあり。
- エンジンパワーは十分、燃費も良し
- トラベルアシスト(レーンキープ + ACC)は誤認識もあり。
この方は積載性や動力性能を評価する一方で、トラベルアシストやナビ(ドイツ国内)の仕様に不満が残るようでした。
試乗車は1.5 TSI(150PS)ですが、日本仕様はモータアシストが追加される1.5 eTSI(150PS)。
必要十分な動力性能があるといってよいでしょう。
自動車として核の部分であるボディやシャシー、エンジンについては大きな不満はなさそう。
やはりドライバにとって新たな経験となるソフト系の領域では戸惑いがあるようです。
YouTube
ゴルフ8をどう感じるか?
レビュー動画を紹介します。
- デザインはイマイチ!?
- 収納はゴルフ7と同等。内装はモダン先進性が感じられる。タッチスクリーンは操作に慣れが必要。
- ゴルフらしく、実用性と走りのバランスに優れる。「伝統を保った」「究極の優等生」
動画内で音声認識に苦労しているシーンがありますね。
はじめはマットさんの英語のイギリス訛りのせい?と思いましたが、ゴルフのシステムもイギリス英語を話しているので、言語の設定はきちんとできていそう。
日本語認識の性能は未知ですが、このあたりは今後のアップデートに期待です。
快適な移動を実現するためのディーゼルが、さらに質感を向上させたようです。
スポンサーリンクまとめ
この記事では、「VW ゴルフ8 モデル紹介・グレードまとめ【レビュー・口コミ】」について書きました。
ゴルフ8の特徴- フロントを中心としたシャープなデザイン
- グレードは4種類
- エンジンは新開発のマイルドハイブリッド
- タッチパネル・音声認識で各機能を操作
ハードとしては正常進化、それらを制御するソフトウェアは革新的進化、です。
ソフトの不具合については、これからまだまだ改善の余地あり。アップデートに期待です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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