【S2000 20周年記念】Euromeet 2019参加記録【ツーリング編】

2019年4月、Honda S2000が発売20周年を迎えました。
この記念すべき年に、日本だけでなく世界各地で記念イベントが催されています。

S2000の開発舞台のひとつである欧州も、20周年記念イベントが盛り上がった地のひとつ。
ヨーロッパ全土から開催地であるイタリアへオーナーが集結しました。

長らくS2000の魅力にとりつかれた熱狂的ファンである私が、イタリアでイベントに参加してきたときの記録を共有します。

【S2000 20周年記念】Euromeet 2019参加記録【準備編】 スポンサーリンク

出発準備

朝のホテルからの景色。

外ではすでに、オーナーたちが車の周りに集まったり、エンジンをかけてを準備始めたりするひともいました。天気は雨予報でしたが、朝時点では幸い曇りを保っています。

朝食で美味しいクロワッサンを食べて、我々も出発の準備をします。

9:00前、ホテルフロリダの前に到着しました。

欧州限定モデルに興奮!

ホテル前にあるのは、UK CLUBのチェアマンの所有するGT 100 Edition

イギリスで100台のみが販売された、希少なモデルです。

彼と挨拶を交わし、車を見せてもらいました。

スカッフプレートのシリアルNo.は、英国向けの最終号機を示す101

記念すべき限定モデルの記念すべき号機です。
欧州に住んでいたら、是が非でも手に入れたいクルマです…

ホンダアクセスのスポイラーと無限のホイールMF10、無限のマフラーが取り付けられていました。

一方、こちらはイタリアから親子で参加された2人組。
なんとマムが運転するとのこと。

彼女も車についてたくさん語ってくれました。

スイスで購入した彼女のS2000は、欧州に50台しか存在しない限定モデル
オーディオリッドには、当時のHonda F1 Teamのドライバーであったジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロのサインが書かれています

S2000はオーディオリッドのバリエーションが多く、ここをカスタムするオーナは多いですが…
ここまで希少なものはなかなか出会うことができません。
この限定モデルの存在は知っていたましが、もちろん現車は初めて見ました。

オドメータは6万キロで、程度は極上。
美しく車を維持するために日頃は車庫保管し、モール類のケアも怠らないとのこと。
前の車からのチッピングを受けないために十分に車間をとることが大事なのだと、こだわりをたくさん説明してくれました。

S2000の良さは、ワインディングを走るのにちょうど良い車体の大きさとパワーなのだと、彼女は言います。

その通り。さすがオーナーだけあって、よくわかっていらっしゃる。
イタリアのスーパーカーには真似できないことよと、かなり誇らしげです。

他にもトランクから自身の車が描かれたイラストを取り出して見せてくれたりして、クルマに関してとてもアツいイタリアン・マダムでした。

アルプスツーリング

今回のツーリング、私はスペイン在住のKYさんのS2000に同乗させていただくことになりました。 昨日、イタリア側のクラブの主催者が彼を紹介してくれたのです。

お願いすると、飛び入り参加だったにも関わらず同乗することを快諾くださいました。
アルプスの空気を、S2000で楽しむチャンスをくださったんです。
本当に、感謝でいっぱいです。

彼の車は欧州限定モデルのアルティメット・エディション

購入のきっかけは、10年前の2009年に上原さんを引率して参加した10周年のイベントだそうです。
改めてS2000に魅力を感じ、イベント翌日に最後の1台を新車で購入されたとのこと。
彼はポルシェの911も所有していますが、S2000でしか味わえない価値に魅力を感じているそうです。

いざイタリアンアルプスへ

いよいよ、出発の時間です。

ちなみに私の同僚は、イタリア出身のMNさんのS2000に同乗させてもらうことができました。

今日のルートはこんな感じ。
ホテルのあるレーヴィコからトレントを経由し、反時計回りでアルプスのワイディングを一周します。

9:30、ホテル前から、隊列を組んで続々とS2000が出発します。

LevicoからTrentoを経由して、イタリアンアルプスを目指します。

今回の参加台数は、200台弱。
これだけの台数となると、迫力もかなりのものです。





街の人々や警察も手を振ってくれます。
人が楽しんでいるのを見ると自分も楽しくなる、イタリア人の陽気さが溢れ出ています。

とにかく、街だけでなく地域全体が盛り上がっている。
日本ではなかなか味わえない感覚でした。

興奮冷めやらぬ状態のまま、Pinzoloという街に到着しました。
ここで昼食休憩です。

街の警察の誘導により、参加した190台は5箇所ほどに分かれて駐車します。

続々とS2000が入ってきます。

希少な北米向けのCRも参加されていました。

街のあらゆるレストランがイベント協賛で、イベントステッカーの貼られた店ならどこでも10ユーロで食事可能。

我々はイタリアンクラブのリーダーに誘われて、街の一角にあるレストランに入店することになりました。

貸し切りの地下には、イベント参加者用の食事が準備されています。

みんなのS2000を観察

13:00、食事を終えてみんなのクルマチェックの時間です。

こちらはチーム・フランス。落ち着いた雰囲気です。

こちらはベルギー組。

注目を集めていたのは、フランスから来たこのS2000です。

ワイドのフェンダーをまとい、フレンチブルーのボディにはグランツーリスモの装飾が施されています。
ヘッドライトが黄色いこともあってか、どこかル・マン仕様のマシンを思い起こさせますね。

どんなクルマも、このS2000の隣に並べば迫力負けしてしまいます。

続いて、私の同僚を乗せてくださったMNさんのS2000。
またまた限定のアルティメット・エディションです。

純正のハードトップが似合っています。

イタリアでは入手できなかったため、スイスまで購入しに行ったとのこと。
かつてはNSXのオーナーだったこともある彼は、日本をこよなく愛する超イケメンのイタリアン・ガイです。
彼とは、このツーリング以降も交流がつづくことになります。

タイヤはヨコハマのネオバ派が多く、次いでBS、ミシュラン、TOYOなど。
フェデラル595RSRも人気でした。

車いじりの方向性は様々ですね。

見た目のカスタムが好きな人もいれば、吸排気とか足回りをいじる人もいるし、オリジナル至上主義の人もいます。
こういった点は、日本とあまり変わりません。

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帰りは国別のメンバーでツーリング

しばらく経つと、イギリス組が出発しました。
なんと、雨の中屋根を開けています。

走行中に雨が降ってきても、多少の雨なら『屋根を閉めない』は日本でもありますが、雨でびっしょり濡れた状態から『屋根を開ける』はさすがに見たことがありませんでした。
雨が多いゆえにちょっとの雨では傘をささないイギリス人ですが、オープンカーでも同じことが言えるようです。

イギリス人国民性を覗えた瞬間でした。

帰りは再びKYさんのクルマに乗せてもらい、ドイツのクラブとともに他の国のメンバーとは別ルートでホテルへ戻ります。

はじめ降っていた雨は途中で止み、ヒルクライムの中高速セクションはドライとなりました。

S2000のパワーとレシオ、デザイン、車格が道にとてもマッチしていて、いよいよS2000の真価が発揮される環境となりました。

みんな元気の良いエキゾーストノートを響かせてドライブを楽しんでいます。
エンジンを9000rpmまで回した時の気持ちよさは、やはり格別。

雨や曇り、晴れと、天気がめまぐるしく変わりましたが、チャンスが来ればすかさず屋根を開けて、皆でオープンエアを楽しみました。

ドイツ勢はハイペース

それにしても、帰りのワインディングは行きとは比べ物にならないほどのペース。

右ハンドルのイギリス勢はイタリアは走りにくいだろうな、とは、KYさんの弁。

密な隊列をつくり、互いに信頼しあったドライビングが続きます。



途中で休憩をはさみながら、Levicoのホテルを目指します。

ハイオクが街から消える

16:30頃、ホテル近くまで戻ってきました。
さんざん走ったあとは皆で給油をする予定だったのですが…

なんと、ホテル近くのガソリンスタンドでは、ハイオクガソリンの供給不足が発生してしまいました。
まあ、こんな小さな町に200台近くスポーツカーが集まったら、そうなりますよね。
どこのガソリンスタンドを回っても、ハイオクは売り切れ。

ガソリン残量にやや余裕のあった私達はひとまず給油を保留にして、ホテルに戻りました。

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オーナーたちとの交流はつづく

ホテルに戻ってからも、クルマ談義は続きます。

こちらはフィンランド出身の男性とオランダ在住の青年。
峠戦士である”フィニッシュ”は、なんとここまで3,000kmを自走してきたといいます。
気力と体力だけでなく、このツーリングに懸ける思いがとてつもなく強い証拠です。

オランダ組は洗車の真っ只中。ビカビカのツヤを放っています。



クルマがひとをつなぐ

19:00、招待いただいたGala Dinnerへと向かいます。





残念ながら冷たい雨と風の中のディナーとなってしまいましたが、参加者寄付の品で行われたオークションや、開発責任者の上原さんからのビデオメッセージは大いに盛り上がりました。

食事をしているとスイス出身の男性が近づいてきて、日本車や日本の文化について興味があることを話してくれました。
いまはシルビア S13を所有しているが、友人の影響でS2000が好きになってこのイベントに参加したそうです。

素晴らしい。
こうして、一つの車種を通じて世界の車好きとつながることができるんですね。

自動車がただの道具以上の存在であるのは、こうした経験ができるからに他なりません。
今日は夢に見たS2000でのアルプスツーリングのみならず、ここへ来る前に思い描いていた自動車ファンとの国際交流も実現して、最高の一日になりました。

-2°C Isolated Snow Showers
Via Segantini 16–20, レーヴィコ・テルメ, トレンティーノ=アルトアディジェ, イタリア

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